東京都立大学社会人類学教室, Anthropology, Tokyo Metropolitan University

東京都立大学社会人類学教室, Anthropology, Tokyo Metropolitan University 社会人類学研究室は、東京都立大学において1953年に誕生しました。
We are Social Anthropology Dept. of Tokyo Metropolitan University.

11/05/2026

『人文学報』522-2がリポジトリで見られるようになりました。以下のリンクからご覧いただけます。

11/05/2026

2026年6月4日に、博士論文口頭試問を開催します。公開制ですので、 修了生の方や外部の方もご来場いただけます。

日時:2026年6月4日(木)14:30~16:30
会場:5号館1階123教室
板久 梓織(東京都立大学・特任助教)
「失敗と贈与が織り込まれた商取引:ケニア・ソープストーン彫刻産業における関係の持続」
主査:石田 慎一郎(東京都立大学・教授)
副査:綾部 真雄(東京都立大学・教授)
副査:田沼 幸子(東京都立大学・教授)

東京都立大学大学院人文科学研究科社会行動学専攻
社会人類学教室

11/05/2026

5月22日(金)17:00より、渡邊欣雄先生(本学名誉教授)をご発表者としてお迎えし、下記研究会を開催いたします。ご関心のある方は、事前登録のうえ、ぜひご参加ください。

第973回東京都立大学社会人類学研究会
(社会人類学研究室創立70周年連続講演会)

日時:2026年5月22日(金)17:00~19:00
会場:東京都立大学南大沢キャンパス1号館2階209室

発表者:渡邊 欣雄(東京都立大学名誉教授)
発表題目:「東京都立大学社会人類学教室前史―なぜ大学院に専攻が誕生したのか」

事前登録:https://us02web.zoom.us/meeting/register/yREwTl01Q2CIPHzc3f5qBA

本教室では、18名の学部2年生、4名の修士1年生、4名の博士1年生を新たに迎え、よいスタートを切ることができました。あわせて、プロジェクト研究員1名も着任しています。本日実施した社会人類学基礎演習(学部2年必修)と民族誌研究演習(主に3年生...
17/04/2026

本教室では、18名の学部2年生、4名の修士1年生、4名の博士1年生を新たに迎え、よいスタートを切ることができました。あわせて、プロジェクト研究員1名も着任しています。本日実施した社会人類学基礎演習(学部2年必修)と民族誌研究演習(主に3年生向け)では、来週からの本格的なゼミに先立ち、キャンパス内外を散策しながら親睦を深めました。晴天にも恵まれ、皆よい表情をしています。

大学院院生と教員全員が集まって研究倫理講習会を行いました。新入生だけでなく、上級生も含めて毎年行い、研究倫理の原則や重要性を確認しています。
10/04/2026

大学院院生と教員全員が集まって研究倫理講習会を行いました。新入生だけでなく、上級生も含めて毎年行い、研究倫理の原則や重要性を確認しています。

2026年3月31日より、ケブランリー美術館のマーティン・オーブレ展示室にて「KWAME AKOTO: Almighty God Art Works」展にて、博士後期課程の森昭子が制作した短編映像「Akwaaba Yaa Shoko / U...
08/04/2026

2026年3月31日より、ケブランリー美術館のマーティン・オーブレ展示室にて「KWAME AKOTO: Almighty God Art Works」展にて、博士後期課程の森昭子が制作した短編映像「Akwaaba Yaa Shoko / Un film de Shoko Mori」を上映しています。2024年の長期調査時にガーナ現地で制作し、調査地Alliance Française Kumasiでの看板絵展示の時に上映した作品をもとにケブランリー美術館と協働編集したもので、日本語ナレーションにフランス語と英語の字幕がついたものとなっています。展覧会の会期は2026年9月6日までです。

L’exposition revient sur le parcours de Kwame Akoto, figure majeure de la scène artistique ghanéenne, dont l’œuvre singulière conjugue peinture populaire et engagement spirituel.

(日本語が続きます)At the March 17 symposium “Beyond Application,” we welcomed a diverse range of participants—not only researche...
30/03/2026

(日本語が続きます)
At the March 17 symposium “Beyond Application,” we welcomed a diverse range of participants—not only researchers interested in anthropology, education, and art, but also undergraduate and graduate students, early-career researchers, and experienced educators seeking new pedagogical approaches.

One participant shared the reflection: “I found that being in this room itself was already empowering and meaningful.”

We hope to continue expanding exchanges that transcend not only national borders, but also the boundaries between research and education, as well as institutional and disciplinary divides. 

3月17日のシンポジウム「Beyond Application」では、人類学と教育、アートに関心のある研究者だけではなく、学部生、大学院生、若手研究者、新しい教育手法を模索するベテラン教育者など、いろいろな方が訪れてくれました。「この場にいること自体が、すでに力を与えてくれる意味のある経験だと感じました」と感想を寄せてくれた方もいました。国境だけでなく、研究と教育、所属大学や研究分野を超えた交流を広げていきたいです。

3/22卒業式。おめでとうございます!
24/03/2026

3/22卒業式。おめでとうございます!

3月17日のシンポジウムで最後に発表されるイビス・アルバレス先生が初来日しました。社会人類学教室の田沼教授が、バルセロナの調査時の受け入れ研究者として現地についてご教示くださってきました。色々な分野や地域の研究者と共同研究をされてきました(...
11/03/2026

3月17日のシンポジウムで最後に発表されるイビス・アルバレス先生が初来日しました。社会人類学教室の田沼教授が、バルセロナの調査時の受け入れ研究者として現地についてご教示くださってきました。色々な分野や地域の研究者と共同研究をされてきました(https://portalrecerca.uab.cat/en/persons/ibis-marlene-alvarez-valdivia-3/)。今回は初来日で、日本の教育現場を視察されています。

シンポジウムでは、バルセロナ自治大学で教師を志す学生たちが、教育実習の現場(1年、携わります)で大学の授業で学んだ内容が観察できたことを班の一人が撮影してシェアし、議論・発表するということで理解が深まったということを紹介してくれます。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfMgv9p78sOOEukkUnk1kfIqYtdU2OPhScbHYX144Qnpzq-vw/viewform?usp=header

社会人類学年報vol.51が出版されています。弘文堂様のサイトや、毎年の日本文化人類学会の研究大会でも販売しております。https://www.koubundou.co.jp/search/s5769.html
26/02/2026

社会人類学年報vol.51が出版されています。弘文堂様のサイトや、毎年の日本文化人類学会の研究大会でも販売しております。
https://www.koubundou.co.jp/search/s5769.html

20/02/2026

3/17(火)に、以下の国際シンポジウムを行います。シンポジウムですがフランクな会にしたいので、専門外の方も気軽にお越しください。使用言語は英語です。

International Symposium "Beyond Application: Multimodal Anthropology and Multicultural Classrooms" (応用を越えて――マルチモーダル人類学と多文化な教室)

場所:東京都立大学南大沢キャンパス 1-305号室
日時:3月17日(日)13:30 開場 14:00開始 17:30終了
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**会場が大きくないため、まだ迷ってます、という方も出欠への回答をお願いします。懇親会は学生2000円、有職者4000円程度で南大沢駅近くを予定しています。**
→:https://forms.gle/Dy518j9LbW2X5XpJ9
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応用を越えて――マルチモーダル人類学と多文化な教室 

 本国際シンポジウムでは、マルチモーダル人類学と多文化教育の交差について考える。

当初、本科研ではマルチモーダル人類学を多文化教育に応用することを主な課題として構想していた。しかし実際に、異なる文化的背景をもつ受講生が集う教育現場に立つと、「人類学を多文化教育に応用する」という一方向的な図式だけでは捉えきれない状況が立ち現れる。むしろ、他文化/多文化の受講生との実践を通して得られた気づきを、人類学の思考や方法へと折り返していく場面が少なからず生じてきた。

 近年、知識の一方的な伝達ではなく、文章執筆などを通じて受講生一人ひとりの個性や気づく力を引き出す教育の重要性が繰り返し論じられてきた。一方で、読み書きには時間がかかり、母語や出身背景によって習得の速度に差が生じやすい。さらに評価や序列化が、苦手意識や劣等感を強化してしまうという陥穽もある。

 こうした文脈において、正規の評価枠組みには必ずしも組み込まれてこなかったマルチモーダルな表現や制作は、多文化的な教室において重要な意味を持つ。それらは自己表現を促すと同時に、他者の視点に触れることで自己の視点を相対化し、他者を受け入れるための心理的余白を生み出す。また、自ら撮影・制作したものを他者が見ることによって、言語化しきれなかった経験や感覚がより高い解像度で共有され、生産的な対話が始まる可能性が開かれる。

 本シンポジウムでは、アメリカ発のデジタル・ストーリーテリングをインドで学び、日本の大学で10年以上教育実践を重ねてきた松川、イギリスの短期講座で学んだカメラ内編集の方法を日本やスペインで応用してきた田沼、ブラジルの学校でアートとして認識されない手作り作品と言葉を組み合わせた授業を実践してきた野元、そして田沼のサバティカル中のワークショップで得た手法を学生に実践させ、教育学の学生の気づきを加速させたアルバレスが報告を行う。
 発表者たちはいずれも、境界を越えて学び、別の場所で教え、その過程で得られた気づきを再び研究と教育に還元してきた。本シンポジウムでは、こうした教育と研究の循環を共有することで、新たな気づきが生まれる場をひらくことを目指す。


このシンポジウムは基盤研究(B)24K00188の支援を受けています。

13:30 開場

14:00 開会の言葉(田沼幸子)

14:10-14:40 松川恭子

14:45-15:15 田沼幸子

 休憩

15:30-16:00 野元弘幸

16:05-16:35 イビス M. アルバレス

休憩

16:45—17:00 村津蘭(コメント)

17:00-17:30 総合討論


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デジタル・ストーリーテリング制作の実践:他者とともに自己の物語を紡ぐ

松川恭子

甲南大学 文学部 社会学科

報告者は、12年にわたり、甲南大学でデジタル・ストーリーテリング(DST)を授業の一環で実践してきた。デジタル・ストーリーテリングとは、主に写真・音楽・自分の声のナレーションを組み合わせて自分の経験を物語として語る、2分~5分程度の短い映像作品のことを指す。インドで調査時にお世話になったインド、ゴア州のゴア大学の教員がアメリカのデジタル・ストーリングテリングのためのセンターでの試みを応用してワークショップを行い、それについて初めてきいたのが2008年だった。そして報告者にとっては甲南大学の前に所属していた大学でゼミの学生と一緒に地域連携活動での経験を動画にしたのが最初のDST実践だった。



本報告では、ワークショップ形式のDST実践を大学の科目内で行う際に必要だった様々な工夫と、報告者が年数を重ねるにつれて見出した興味深い発見の経験をフロアと共有する。それは、実際にDSTの実践を行うなかで、個々の学生が自己の経験を振り返るというだけでなく、ともにDSTを制作する受講生たちの間で、目の前の個人を形作っている多様な経験に対する理解の深まりがみられたということである。DSTの実践は他者に対する調査の営みではないが、ワークショップとグループワークを通じて他者と関わりながら自己の物語を紡ぎ、他者の経験を知ることで自己を開くという経験は、ある意味、人類学的実践と似ていると考える。

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コンフォートゾーンの外に踏み出す――日常メディアによるマルチモーダル人類学の実践

田沼幸子

人文社会学部 人間社会学科 社会人類学教室



本発表では、ブリコラージュ的なマルチモーダル人類学教育の実践の試みを報告し、考察する。常にその場にいる人たちが持つ資源で出来ることと、始めるハードルを低く取りつつ、彼らにとってコンフォートゾーンを超えていく経験がどこにあるかを見極めることによって、自他の見方を深める経験となる作品作りを可能にすることを試みた。過去10年の授業・ワークショップでは、東京都立大学社会人類学教室の3年および修士の院生、国立・私立大学の人文社会学系の3・4年生(国際学科・留学生含む)、バルセロナ自治大学の大学院生、日系ブラジル・ペルー人児童・生徒、私立大学の様々な学部の1年生、東京都立大学社会人類学2年生など、それぞれ年齢や背景の異なる受講生に対し、1分間の固定カメラの動画撮影から少しずつ複数のショットを組み合わせた映像の撮影・編集を教えてきた。その際、どのような驚きや発見があり、それを次の授業や別の授業に組み入れていったのかを具体的に紹介し、フロアからのレスポンスをいただくことでマルチモーダル人類学の柔軟なツールキット化につなげていきたい。



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パウロ・フレイレ校における教育活動とマルチモーダルな制作実践

野元弘幸

東京都立大学人文社会学部 人間社会学科 教育学教室



パウロ・フレイレ校瀬戸は、日本に居住するブラジル人児童に対してブラジルの教育課程を提供するブラジル人学校である。授業言語にはポルトガル語が用いられ、カリキュラムはブラジルの国家基準に準拠している。同校は多文化的環境のもとで運営されており、ブラジルの教育思想家パウロ・フレイレ(1921–1997)の理念に着想を得ている。とりわけ、日本の地域校において十分なバイリンガル教育が保障されないことにより周縁化されがちな子どもたちに対し、学びと自己表現の場を確保することを重要な使命としている。

こうした教育実践の過程では、学校活動を通じて多様なマルチモーダル作品が生み出されている。本報告では、その代表的な二つの事例を紹介・分析する。一つは生徒によるテクスト集である。同校はこれまでに四冊の文集を編集・刊行しており、そこには生徒たちの不安、喜び、将来への希望といった感情や経験が綴られ、相互に共有されている。

もう一つの事例は「コルデル」である。コルデルはブラジルにおいて広く親しまれてきた小冊子形式の大衆的出版文化であり、挿絵と短い韻文叙事を組み合わせた表現を特徴とする。人々はコルデルを通じて他者とコミュニケーションを図り、身の回りの世界を解釈し、相互に学び合う実践を行ってきた。

これらの活動を通して、教育の場におけるマルチモーダルな制作実践が有する可能性と意義の双方を確認することができる。すなわち、言語・視覚・物語といった複数の表現様式を横断する創作行為は、学習者の経験世界を可視化し、学びの主体性を涵養する教育的資源として重要な役割を果たしているのである。



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日常を観察し、記録し、理解する――教師教育における映像実践と社会・歴史・文化的学習

イビス・M・アルバレス

バルセロナ自治大学 基礎・発達・教育心理学部(スペイン)

 本発表は、初等教育教員養成課程においてマルチモーダル人類学的アプローチを統合した教育実践について論じるものである。対象となるのは「学齢期における心理的学習と発達」科目で実施された授業実践であり、社会・歴史・文化的発達理論の文献講読と、日常生活における社会化活動の観察を組み合わせる点に特徴がある。具体的には、公共広場や校庭における子どもの遊び、家庭内での相互行為、展覧会や地域の催しへの訪問といった身近な場面を観察対象とし、学生はそれらを映像として記録した。こうして得られた映像資料はフィールドワークの素材として活用され、最終的には三分程度の映像作品へと編集されることで、観察行為が意味ある学習経験へと転化された。これらの作業は少人数グループで遂行され、セミナー形式の授業において共有・討議が行われた。

視聴覚ツールの導入は、従来の講義中心の方法では抽象的に受け取られがちな理論概念の理解を促進した。撮影、選択、語りの構築、そして映像の共同検討という一連のプロセスは、「フィールドから思考する」という視座を育み、イメージを観察・解釈・知識構築のための媒介として機能させる契機となった。

発表では、制作された映像の一部に加え、学生の省察的テクストの抜粋を提示し、この方法論が注意の持続、学習動機の喚起、状況に根ざした分析、さらには理論と教育実践との結びつきをいかに強化するかを示す。本提案は、マルチモーダルなアプローチが多文化教育を豊かにし、将来の教員が社会生活および人間発達への理解を深化させるうえで有効に機能し得ることを示す、再現可能な教育実践モデルの一例である。

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コメント

村津蘭

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所

住所

南大沢1-1
Hachioji, Tokyo
192-0397

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