30/01/2026
弘前大学教育学部附属次世代ウェルビーイング研究センター第2回シンポジウム:超人口減少地域における子ども・教師・社会のウェルビーイングを〈会話〉から問い直す
●基調講演:朱 喜哲(大阪大学社会技術共創研究センター招へい准教授)
「人口減少下の地域社会で〈われ‐われ〉を回復する:ウェルビーイングと「会話」の観点から」
基調講演概要:
今日のデータ社会ではデジタル空間の存在感が増すなか、とりわけ地域社会では対面コミュニケーション機会が喪失されつつある。哲学者ローティは、コミュニティを維持し、保つためには「われわれ」感覚が必要であると述べる。今日それはどのように可能になるだろうか。「バザールとクラブ」というメタファーから公共的空間と私的空間の役割を区別し、その両方が私たちの社会で豊かな「会話」が営まれるためには必要なのだと説いたローティを参照しながら、この今日的な課題について検討したい。
●対談:朱 喜哲+今田 匡彦
「学校は〈われわれ〉を取り戻せるか」
対談概要:
本体談では、朱 喜哲氏の基調講演で示された〈われ‐われ〉や「会話」の視点を踏まえ、趙人口減少地域における学校と地域コミュニティの関係を具体的に検討する。とりわけ、学校統廃合による地域との結びつきの弱体化や、若手教員が職場や地域に定着しにくい現状を取り上げ、それらがウェルビーイングに及ぼす影響を考察する。学校を公共的空間としてだけでなく、人と人との関係が編み直される場として捉え直すことで、地域社会における〈われわれ〉の回復可能性を探る。
超人口減少地域における限界状況を想定し,子ども・教師・社会のウェルビーイングに資する次世代教育プログラム研究開発普及を,弘前大学教育学部および教職大学院を中核機関としたオール弘前大学体制下で行います。...